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経営羅針盤

リーダーに生まれつきはない

世界のビジネス界にもっとも大きな影響を与え続けてきたピーター・F・ドラッカー教授が、96歳の誕生日を一週間後に控えた2005年 11月11日に永眠されました。

そして今年1月、ドラッカー教授の最後の著作が、「ドラッカーの遺言」として出版されました。詳細は「ドラッカーの遺言」(講談社・窪田 恭子訳)をお読みください。

私は日頃多くの経営者と接しているので、第5章の「リーダーとは」の記述に惹かれました。その一部をご紹介したいと思います。

「リーダーとは何か?」の質問に対して、教授は次のように答えています。

「生まれついたリーダーなど存在せず、リーダーとして効果的にふるまえる習慣を持つ人間が、結果としてリーダーに育つ」として、有能な リーダーが持っている共通の習慣を下記のように述べています。

◆有能なリーダーが共通に持っている習慣

  1. 「やりたいことから、始める」のではなく「何をやる必要があるか」を突き詰め、行動する。
  2. 「何をすべきか」を考えた後、「何が自分に適しているか」「何が、自分に適していないか」を突き詰める。
  3. 不得手なことは決して、自らが手がけない。

私自身振り返ってみると、新しく事業を立ち上げたり、新商品を開発する時「やりたいことから始めていた」ように思えます。 その時点で「何をやる必要があるか」「社会やお客様にとって必要があるのか」を吟味せず、しかも「自分に向いていない」ことを認めよ うとせず、「何でもやろう」とした自分がいることに気づきました。つまり「不得手なことまでも手を出していた」のです。うまく行かな い筈です。

また、有能なリーダーは常に「自分の事業にとって有益か」を考え抜く習慣を持ち、部下とのコミュニケーションを最優先課題として認識 し、行動しています。

さて、今後の知識社会を生きていくには、リーダーはもちろんその他のスタッフも、たゆまぬスキル向上の努力が必須条件になってきます。 そのためには「自分が何を得意としているかを知り、磨きを掛けていく」教育を、繰り返し受ける必要があるのではないでしょうか。

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