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アイビーズ・アイ

罰が当たる

先日のこと。慌しい家事の合間にTVのニュース番組を目の端だけで追いかけていたところ、ある自治体が、山へのごみの不法投棄に 悩んでいる、というニュースが流れてきました。

不法投棄は警告だけでは収まらず、自治体は知恵を絞って、とうとう、神社にあるような“鳥居”をあちらこちらに建てたそうです。 するとそのとたん!ウソのように不法投棄の数が激減した、という話しでした。ちょっと子どものだましのような話ですが、今の時代に も、“鳥居”の力は日本人に通用するんだ‥‥と、家事の手をとめて興味深く映像を見てしまいました。

先日、アイビーでビジョン心理学を教えていただいている栗原先生とお話をしていて、久々に「罰(バチ)が当たる」という言葉を 耳にしました。 ビジョン心理学の“心の成長のステージ”では、「行動に責任を取る」→「感情に責任を取る」→「思考に責任を取る」という段階を学びます。 その「思考に責任を取る」段階で、この「罰が当たる」といった感覚がとても大事だ、とおしゃっていました。

私は田舎育ちのせいかもしれませんが、何かにつけ「罰が当たる」と言われて育てられた感覚が残っています。でも、栗原先生のお話 を聞くまで、自分の現状でその言葉を口にすることが全くないことに気づき、非常に驚いています。科学が進んだ現代、こんな非科学的な ことをわざわざ日常で用いることは少なくなってきたのでしょうか。私が口にするだけではなく、耳にすることもほとんどなく、今の子ど もたちには死語に近くなっているのかな‥??という気さえします。

ビジョン心理学で「思考に責任をとる」ことが重要だといっているのには、訳があります。それは、「 思 考 は 現 実 化 す る パ ワ ー を 秘 め て い る か ら 」です。特に経営者やリーダーの思考のパワーは絶大です。

先日、ビジョン心理学のセミナーを受講してくださった社長から、セミナーを受講し考え方が変わってきたら、社風がずいぶん変わって きた、というお話を伺いました。本当に短い間での結果です。社長のパワーって本当にすごいなあ‥!と、つくづく感心しました。 「こんなこと考えついたのはちょっと悪いことだけれど、自分の頭の中で考えただけなら、思いついただけなら、大丈夫‥。」などという 思考も、リーダーには“絶対に許されない”のです。そんなことを考えただけでも「罰が当たる」という表現もできるかもしれません。

コンプライアンスの問題、内部統制の問題、一瞬の悪意が企業を崩壊する時代になり、どう対策を講じたらいいのか企業としての悩みは つきません。自分の良心に問いかける「罰が当たる」という感覚をもう一度見直さねばならないのかも‥と、思っています。

‥‥ということで、わが子たちは最近私に、ことあるごとに「罰が当たるよっ!」と叱られている次第です。

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